FOODEX JAPAN 2017への出展。ロシア、アルタイの穀物

12/12/2016

ロシアでは、大昔からお粥は重要料理であっただけでなく、貧乏人や金持ちを問わず、日常食のメインディッシュであった。ここから、最初の「お粥は我がの母」ということわざが生まれたのだ。お粥 はスラヴ人の伝統的な料理の一つである。遥か昔、人間が石臼や製粉を知らなかった時代から、お粥は穀物からの最初の料理として調理されていたと思われるが、その単純な作り物がしっかりとスラブ農民の生活にとけこんだのだ。

ロシアでは、破いたものから調製されたすべての料理がお粥と呼ばれていた。例えば、砕いたドライパンから醸造された料理もお粥であり、魚のお粥も人気があったそうだ。ロシアのお粥は、単に食事だけでなく、儀式のための料理もである。例えば、結婚式ではお粥は新郎新婦にとっては必須の料理の1つであった。もともと、お粥は豊饒や繁栄や豊かさのあかしの象徴として考えられていた。

世界の料理と比較すると、伝統的なロシア料理が多くはお粥だと言える。ソバ、大麦、キビ、米など多様な穀物から調理されてきた。ロシアでは一般的にお粥を大穀物で作るが、細かい穀物を使う最も有名なお粥は、燕麦と大麦で搗かれたトロクノである。

クリスマス、正月、クリスマス休暇など冬の大切な休暇においては、お粥は特に大切な料理である。しかし、ロシアの歌、物語、寓話、おとぎ話、ことわざや格言、さらに年代記の文脈の中には、「お粥」という言葉が出て来ると、さまざまなお粥でなく「ソバ」という意味を表すことが多い。他の穀物と違って、牛乳、ジュース、クワスと一緒に、ぬるい温度でも食べられソバは、スラブ人にとって一番重宝していのだろう。

ソバの原料は、ロシアのなかでも南シベリア、アルタイで収穫される。ソバは芳醇な土壌を必要としない。ソバのお粥は非常に有用な料理であり、中にはタンパク質や炭水化物、ビタミンなどが多く含まれる。また、ソバは肉、魚、キノコ、野菜などの食材によくあうのも重宝される理由だ。

ソバは、単なる料理を超えて、ロシアの国家のアイデンティティの象徴であり、魅力的な特長であると考えられている。それは、作り方(水を加えて、交ぜないで沸かすこと)や、混ぜる割合(穀物が1、水が2)が単純なこと、さらには材料を手に入れやすい(ソバはロシアにおいて10-20世紀まで常に豊富)こと、さらに安い(小麦の2倍の値段) ことにある。 そば粥の美味しさと栄養についてもよく認識されており、「ソバは私の母」  「お粥があれば、われらもそこにいる」などことわざにも使われている。

弊社、AJ株式会社は、来年2017年3月7日~10日に幕張メッセで開催される「FOODEX JAPAN 2017/国際食品・飲料展」へ出展することとなりました。弊社のブースで展示されるロシア食品の中でロシア製雑穀米(穀物)もあります。

FOODEX JAPAN 2017(フーデックス ジャパン)
(第42回 国際食品・飲料展)

幕張メッセ

千葉市美浜区中瀬2-1

ブースNo. 6F13 (6ホール)

ぜひ皆様お越しください!